PSYCHOLOGY TERM
心理的リアクタンス
Psychological Reactance / しんりてきりあくたんす
自由を奪われそうになると、逆らいたくなる心の動きです。
こんな場面で起きる
- 「早く勉強しなさい」と言われて、急にやる気が消える。
- 「絶対に見ないで」と言われて、かえって気になる。
- 上司に細かく指示され、つい反対したくなる。
なぜ起きるのか
人は「自分で選びたい」という気持ちを持っています。そこを命令や禁止で押さえられると、選ぶ自由を守ろうとして反発が生まれます。相手の言うことが正しくても、押しつけられると逆らいたくなるのはこのためです。
研究でわかっていること
ブレーム(1966)
選択を制限された人ほど、それを取り戻そうと動くことが分かっています。
されている時の見抜き方
「やるな」と言われた途端に気持ちが強くなったら、リアクタンスが動いているのかもしれません。一度時間をおいて、本当に自分がしたいことかを確かめます。
次にすること
まず「今の自分は反発しているだけかも」と一呼吸おきます。人に頼む時は命令をやめて理由を添え、相手が決める余地を残します。
よくある質問
- リアクタンスが強い人は性格が悪いのですか?
- いいえ。誰にでもある自然な反応です。自分で決めたい気持ちが強いだけで、性格の良し悪しとは関係ありません。
- 相手に反発されない頼み方はありますか?
- 命令をやめて、理由を添えて頼みます。最後に決めるのは相手、という形を残すと反発されにくくなります。