PSYCHOLOGY TERM
返報性
Reciprocity / へんぽうせい
何かをしてもらうと、お返しをしたくなる心のしくみ。
こんな場面で起きる
- ごちそうになった後、頼みごとを断りにくい。
- 先にほめられて、つい相手の話に乗ってしまう。
- プレゼントをもらい、お礼に何かしたくなる。
なぜ起きるのか
人は借りを作ったままだと落ち着きません。そのため、先に親切をされると、お返しをしようとします。良い関係のもとにもなりますが、頼みを通すためにも使われます。
研究でわかっていること
リーガン(1971)
先に小さな親切を受けた人は、そうでない人の約2倍、相手の頼みを聞いていました。
されている時の見抜き方
頼まれる直前に、急に親切にされます。「あの時してあげたよね」と、過去の親切を持ち出されるなら、注意が必要です。
次にすること
お返しは、その場で決めなくて大丈夫です。「ありがとう、少し考えさせてください」と、一度持ち帰ってみてください。
よくある質問
- 返報性は、悪いものですか?
- いいえ。助け合いの土台です。ただ、頼みを通す道具に使われる時は、見直しましょう。
- もらったら必ずお返ししないといけませんか?
- 必ずではありません。感謝を伝えれば十分です。お返しの形と時期は、自分で決められます。