PSYCHOLOGY TERM
自己奉仕バイアス
Self-serving bias / じこほうしばいあす
成功は自分の手柄、失敗は人や状況のせいにしやすい心のクセ。
こんな場面で起きる
- ほめられると自分の力、注意されると「あの人が悪い」と言う。
- 仕事の失敗を、忙しさや上司のせいにする。
- ケンカの後、自分は悪くなかったと感じている。
なぜ起きるのか
人は自分を守りたくて、無意識に見方をかたよらせます。そのため、悪気がなくても、失敗を人のせいにしてしまいます。この心のクセは、あなたにも当てはまります。
研究でわかっていること
ミラーとロス(1975)
人はうまくいった時は自分の手柄に、うまくいかない時は相手や状況のせいにしやすいことが示されています。
されている時の見抜き方
あなたの失敗は細かく指摘されるのに、相手の失敗は「状況が悪かった」で終わります。責任がいつも、あなたの側に寄ってきます。
次にすること
責める言い方をやめて、事実だけを短く伝えてみてください。たとえば「約束の時間に予定より遅れて着きました。次はどうしますか?」のように聞きます。
よくある質問
- 自己奉仕バイアスは、悪いことですか?
- 悪いものではありません。心を守る働きです。ただ、強すぎると人間関係にひびが入ります。
- 自分にも自己奉仕バイアスはありますか?
- あります。多くの人に見られる心のクセです。失敗の理由を、自分側でも1つ探すと減ります。