PSYCHOLOGY TERM
損失回避
Loss Aversion / そんしつかいひ
得る喜びより、失う痛みを強く感じる心の癖です。
こんな場面で起きる
- もう楽しくないのに、別れると何かを失う気がして続ける。
- 「今だけ」と言われ、逃すのが怖くて買ってしまう。
- 誘いを断ると嫌われそうで、無理して行く。
なぜ起きるのか
人は何かを失う痛みを、同じものを得る喜びより強く感じやすいことが示されています。そのため、得を目指すより「失わないこと」を優先しがちです。この癖が、今の関係を手放せない理由の一つになることもあります。
研究でわかっていること
カーネマンとトベルスキー(1979)
人は何かを失う痛みを、同じものを得る喜びの約2倍強く感じることが示されています。
されている時の見抜き方
「今やらないと損する」「ここでやめたらもったいない」と急がされたら、損失回避を突かれています。冷静に考える時間を奪う言い方には注意です。
次にすること
「今ゼロから始めるなら、これを選ぶか」と自分に聞きます。答えが「選ばない」なら、続ける理由は損失への恐れかもしれません。
よくある質問
- 損失回避は悪い癖ですか?
- 悪くはありません。危険から身を守る働きもあります。ただ、判断が偏る場面では意識が必要です。
- 手放すのが怖い時はどうしますか?
- 失う痛みは大きく感じやすい傾向があります。今の関係から得られているものを、先に紙に書き出してみます。